運営者の思い:ReStart逆SEO対策サービスを作った訳

    数あるHPの中からReStartをご覧いただきありがとうございます。ReStart代表の森下と申します。

    ReStartでは個人のご依頼者様・企業様を対象に「ネットの不名誉記事を見えづらくする」サービス(逆SEO対策)をし、デジタルタトゥーを刻んでしまった加害者・被害者の方向けに社会復帰の第一歩を応援することを目的としてサービス運営をしております。

    被害者のみを対象にサービスを運営した方がより社会のためになる

    というご意見をいただくこともございます。

    私も過去にリベンジポルノの被害に遭ったことがあります。当時は非常に腹立たしく「絶対に許さない」という気持ちでした。ですから私も被害者の方が「加害者を許せない、社会復帰などして欲しくない」と思う気持ちはよくわかります。

    私のケースでは加害者から損害賠償金を受け取りました。他のケースでは加害者が法の下の裁きを受けています。被害者の方が「絶対に許さない」という気持ちを理解できると同時に、社会への復帰を望んでいるという事情も良く理解できます。

    加害をした人間であっても「損害賠償金の支払いまたは法の裁きを受けた後はフェアに扱うべきでないか?」という思いがあります。加害をした人間は一刻も早く「社会復帰をして社会の役に立つ」、社会復帰こそが「社会をより良い場所にするために必要なのではないか?」と思うのです。このような考えに至るまでに事件から4年の歳月を必要としました。

    友人の逮捕

    社会復帰をして社会の役に立つ」ことこそが社会にとって大切であるという思いに至ったのは友人の逮捕がきっかけです。

    私の友人に年商数十億円規模の会社を運営している友人がいました。その友人が突然逮捕されてしまったのです。個人情報保護のため多くを語る訳にはいかないことをあらかじめご了承ください。

    その友人は逮捕後、被害者と示談を成立させて不起訴処分にて釈放されました。規模のある会社を運営していたこともあり数日の間、友人の実名は「逮捕の2文字」とともにネットニュースで拡散されてしまいました。

    会社の存続のため、友人は会社の代表を辞任し無職となりました。代表辞任からしばらくして「逆SEO対策はできないか?」というお話をいただきました。これが私にとって人生初めての逆SEO対策となりました。

    当時の私はSEOメディアの運営で生計を立てていたので技術的には可能でしたが、正直なところやりたいと思える仕事ではありませんでした。

    お断りさせていただくつもりで「専門にやっている会社で見積を取ってもらってみてはどうですか?」と伝えると、既に見積もりは取っていたようで初期費用60万円で毎月5万円、1年継続の縛りだということでした。

    元々規模のある会社の代表だとはいえ最低120万円という金額はあまりにも高すぎる(上手くいっている社長はだいたいケチです笑)ことと少し同情してしまい逆SEO対策を引き受けることとなりました。

    逆SEO対策は上手くいき、友人の名前はネット上で見えづらくなりました。その後、友人はまた新しく会社を作り再度起業することになります。

    今、友人の会社は創業4期目で年商2億に届くまで大きくなりました。そして、友人からは「名前がネットから消えて自信を持てた、おかげでまたやり直せてここまで来れた」と言っていただけます。そう言っていただけるのは本当にうれしく思いますが、ネットから名前が消えても消えなくても実力のある経営者なので、ビジネスは上手くいっていただろうと思います。

    しかしながら、再度社会に復帰し貢献している友人を見て「彼の活躍に貢献できたのかもしれないな」と誇らしく感じている自分がいるのも事実です。

    ReStart運営開始

    逮捕から社会復帰を遂げ立派に社会に貢献している友人を見て思うことがあります。

    友人のように「社会復帰をして社会の役に立つことができる人がもっと世の中にはいるのではないか?」と。

    デジタルタトゥーがあることが心の障壁となってチャレンジできない人がいるなら、「背中をそっと押すお手伝いができないか?」と思うのです。

    被害者の救済だけではなく、過去に過ちを犯してしまった人の肩を持つようなサービスで賛否両論があるとは思いますが、ReStartはこのような思いでサービスを提供しております。