ライブドアブログはLINE株式会社が運営する無料ブログサービスです。実業家堀江貴文氏が経営していたことで有名ですが、現在はLINE株式会社が買収して運営会社が変更されています。
ライブドアブログでは、人気ブロガーは公式ブロガーとなりライブドアブログを盛り上げる役割を担っています。堀江氏逮捕後、ライブドアブログ離れが一時的に起きましたが、かつてほどではありませんが今でもアクセスが多い無料ブログサービスの一つです。
アクセスが多い=悪質な誹謗中傷記事が多いという訳ではありませんが、人が多く集まる場所では悪質なユーザーも集まる傾向があることは間違いありません。
当記事では、ライブドアブログで悪質な誹謗中傷記事が投稿されて困っている方向けに、ライブドアブログの削除方法や削除依頼方法についてご紹介します。
まとめ記事
ライブドアブログに削除依頼を出す前に禁止行為を確認
ライブドアブログでご自身に対する悪質な誹謗中傷記事やコメントが書き込まれているのを発見したら削除依頼を検討しましょう。そのためには、ライブドアブログの禁止事項に抵触しているかどうかを確認するのが大切です。
当記事をご覧の方が当てはまりそうな部分のみライブドアブログ利用規約から禁止行為を抜粋して紹介します。
ライブドアブログの禁止行為
- 当社または他者の知的財産権を侵害する行為
- 財産、プライバシー、人格権もしくは肖像権を侵害する行為
- 他者を差別もしくは誹謗中傷し、他者の名誉もしくは信用を毀損、侮辱し、もしくは業務を妨害する行為
- わいせつ、児童ポルノまたは児童虐待に該当するデータの掲載等を行う行為
- 他者になりすまして本サービス等を利用する行為
ライブドアブログの禁止行為全文
当社は、本サービス等に関する利用者による以下の行為を禁止します。なお、以下の行為に該当するか否かについて、当社は、自らの判断で、その該当性を判断し認定することができます。
https://www.livedoor.com/rules/
- 当社または他者の著作権、商標権、特許権、実用新案権、意匠権等の知的財産権(以下「知的財産権」といいます。)を侵害する行為、または、侵害するおそれのある行為
- 当社または他者の財産、プライバシー、人格権もしくは肖像権を侵害する行為、または、侵害するおそれのある行為
- 他者を差別もしくは誹謗中傷し、他者の名誉もしくは信用を毀損、侮辱し、もしくは業務を妨害する行為、または、そのおそれのある行為
- わいせつ、児童ポルノまたは児童虐待に該当するデータの掲載等を行う行為
- 性器を露出しまたは性器を描写したデータの掲載等を行う行為
- 人の殺害現場、死体等の残虐な画像等のデータ、動物を虐待する画像等のデータ、その他社会通念上他者に著しく嫌悪感を抱かせるデータの掲載等を行う行為
- 人を自殺に誘引しまたは勧誘する行為
- 違法情報(※)、その他の犯罪を構成しまたは犯罪行為を誘発するデータの掲載等を行う行為
- 違法に賭博やギャンブルを行い、またはこれを誘発する行為
- 前三項の他、犯罪行為や違法行為を自ら行い、または、他者の犯罪行為や違法行為を教唆もしくは幇助する行為
- 無限連鎖講およびマルチ商法に関する、またはこれらに類似し類似するおそれのあるデータの掲載等を行う行為
- 当社の承諾を得ることなく他者に広告等のメールやメッセージを送信する行為、または、他者が嫌悪感を抱きもしくはそのおそれのあるメールやメッセージを送信する行為
- 他者の個人情報を収集し、または、他者の個人情報の掲載等を行う行為
- 本サービス等により入手し利用しうる当社が利用者に提供するデータを、当社の事前の承諾を得ることなく、改ざんまたは消去する行為
- 他者になりすまして本サービス等を利用する行為
- 当社または他者に対して、ウィルス等の有害なコンピュータプログラム等の掲載等を行う行為
- 当社または他者の保有・管理等をする設備等の利用や運営に支障を与え、または与えるおそれのある行為
- 当社が過度または不適切であると判断する広告・勧誘行為
- 本サービス等において掲載等を行ったデータを参照する行為
- 前各項の他、本規約に違反する行為
- 前各項の他、法令に抵触する行為、公序良俗に反する行為、他者の権利を侵害する行為
- 前各項のいずれかに該当し、または該当しうることを知りつつ、その行為を助長し幇助する行為
- 前各項の他、当社が不適当であると判断した行為
ライブドアブログの削除方針
ライブドアブログの規約ページには、「削除方針について」というページがあります。ライブドアブログの削除方針を要約してご紹介します。
掲載内容が権利侵害であると判断できないものについて
- 誹謗中傷、名誉毀損に類する掲載
- プライバシーの侵害に類する掲載
- 著作権、肖像権侵害に類する掲載
上記に当てはまる場合は、権利侵害されているか判断するのが難しい場合があります。上記の場合にライブドアブログ運営は次の対応を取ります。
- ブログ管理者に削除依頼が届いていると通知する
- 1週間を目安とした期限を設ける
- 掲載に対して送信防止措置(掲載を削除あるいは非表示にすること)を講じることに同意するか問う
- 「同意しない」旨の返答がない場合、削除される
- ブログ管理者から「同意しない」旨の返信が来た場合、利用規約に抵触しているかどうかの判断をする
- 利用規約に違反している場合、運営が削除する
掲載内容が権利侵害のおそれ、あるいは法律に抵触する恐れがあると判断できるものについて
- 誹謗中傷、名誉毀損に類する掲載
当該者が特定可能で、かつ社会的信用を低下させると思われるもの - プライバシーの侵害に類する掲載
電話番号、メールアドレスの記載、あるいは住所、氏名等、個人特定が可能な掲載 - 著作権、肖像権侵害に類する掲載
権利者であると確認が取れ、権利侵害箇所が具体的に指ししめされた場合 - 法律に抵触しているおそれのある掲載
性器に修正が施されていない画像や動画、銀行口座、携帯電話の売買、麻薬、拳銃等の密売などの掲載
上記に当てはまる場合は、ライブドアブログ運営が以下の対応を取ります。
- 掲載に関して送信防止措置を講じ、サービス利用者へ送信防止措置を講じた旨の連絡(警告)を行います。
- 同様の掲載が再度行われた場合には、A.の対応を繰り返し実施いたします。しかし、弊社から再度連絡しているにもかかわらず、サービス利用者にて適切な対応が行われないと弊社が判断した場合には、サービスのご利用を停止させていただく場合もございます。
明確な権利侵害がある場合にはライブドアブログは削除対応を取ります。悪質な風評被害や名誉棄損には以下を参考にして削除依頼をしてみてください。
ライブドアブログの削除依頼方法
ライブドアブログ利用規約や削除方針を確認の上、お問い合わせフォームもしくは郵送にて削除依頼をしましょう。
送信防止措置(削除依頼)に必要なもの
- 本人確認書類
- 送信防止措置依頼書
送信防止措置依頼書
送信防止措置依頼書には以下を必ず記載してください。
- お客様の「氏名」「住所」「連絡先(電話番号、メールアドレス)」
- 掲載されている場所(URL)
- 掲載されている情報
- 侵害されたとする権利
- 権利が侵害されたとする理由
- 発信者に対し、お客様の氏名を開示しても差し支えないか否か
本人確認書類と送信防止措置依頼書を元に、ライブドアブログ運営がブログ管理者宛に意見照会をします。
意見照会の結果は、7日間をめどに連絡が来る流れとなっています。
ライブドアブログの削除依頼まとめ
ライブドアブログで悪質な誹謗中傷記事を発見したら、泣き寝入りすることなく当記事を参考にして送信防止措置(削除依頼)をしてみましょう。
ライブドアブログは明確な基準を持って削除依頼を受け付けているので、ぜひ削除依頼を試してみてください。